ホームステイは実際のところどうなの？
留学中の滞在先はとても大切なので、悩めるところです。ホームステイも候補の一つとしてかならず上がるでしょう。
友人の体験談を聞くとロンドン留学でホームステイをして良かったという人と、最悪だったという人の半分に別れる印象です。
私は語学留学の際、ホームステイを選びませんでした。
本記事の内容ホームステイをするか悩んでいる人は、参考にしていただけると幸いです。
ロンドンホームステイのリアルとは？
イギリスでは多くの留学生が滞在しているため、ホームステイがビジネスの一つとして認識されています。そのたホームステイ先によって家族の温度感が異なります。
ホームステイ先に歓迎されホームステイが最高の思い出となるケースがある一方、完全にビジネスと割り切ったホームステイ先では、最低限の接触や謎のルールに縛られて最悪な思い出となってしまうケースもあるのです。
ロンドンホームステイの基本情報
はじめにロンドンホームステイの基本情報を紹介します。
ホームステイ先の場所
ロンドンはZone(ゾーン)と呼ばれる9つのエリアで分けられています。
ロンドン中心部がゾーン1、郊外へ向けてゾーン2、ゾーン3と順に数字が大きくなり、ドーナッツのような形状が特徴です。
観光地エリアは主にゾーン1、2にあり、ホームステイ先はゾーン3〜5のあたりが一般的です。
通学時間はそれぞれ異なり、30分〜1時間程度、中には1時間以上かかることもあります。徒歩圏内で行ける学校はほとんどありません。
郊外へ行くほどホームステイの金額は低くなりますが、学校が中心部にある場合交通費が高くなります。
家や設備について
ホームステイは、ロンドン在住家族の自宅に部屋を借りて滞在します。相部屋のケースもありますが、基本的には一人部屋です。
部屋にはベッドやデスク、イスが設置されており、トイレやシャワー、洗面台などその他に関してはホームステイ先の家族と共用が一般的です。
バスタブはあったとしても使用できない可能性があるため、シャワーのみが基本だと考えましょう。
自分専用のトイレやシャワー付きを希望する場合、費用が高くなりますが対応できることもあります。
食事について
イギリスでは3食付いているオプションは少ないと言われており、食事の回数によって金額が異なります。
食事内容は家庭によって異なります。例えば朝食はシリアルのみ、トーストのみの提供などです。
食事は決められた時間にダイニングで食べるのが一般的ですが、家族と一緒に食べるのか、ホームステイする学生のみ別で食べるのかも家庭によって異なります。
食事のタイプは大きく分けて次の3タイプです。
- 朝食のみあり
- 朝夕食の2食付き
- 食事なし
基本的にキッチンは借りられないので、自炊をするなどの考えはしないようにしましょう。
ロンドンのホームステイメリット
ロンドンでホームステイするメリットは次の3つです。
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英語力がつく
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文化を知れる
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困ったときに頼れる
一つずつ説明します。
1：英語力がつく
基本的に日本語が通じない英語環境です。コミュニケーションを取るため英語で意思疎通しなければならないので、英語力が高まることを期待できます。
中には間違った英語を正してくれるホストファミリーもいるそうです。
もしネイティブスピーカーの家庭にホームステイできれば、リアルなイギリス英語に触れられます。その場合本では勉強できないイギリス英語を学べるでしょう。
2：文化を知れる
ホームステイは一般家庭に入るので、現地の人と同じ生活を体験できます。
ホストファミリーのバックグラウンドによって生活スタイルやイベントなど異なりますが、とても貴重な経験となるでしょう。
3：困ったときに頼れる
困ったときやわからないことがあったとき、現地で生活している人にすぐ聞ける環境にあることはとても心強く感じます。
特に体調不良のときは不安を強く感じ、少し声かけしてもらえるだけでとても安心します。
ロンドンでするホームステイの注意点
ホームステイで憧れの海外生活ができると考えていると、現実と異なることもあります。デメリットと注意点をしっかり認識しておきましょう。
ロンドンでするホームステイのデメリットは次の3つです。
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ホストファミリーはイギリス人とは限らない
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家のルールがある
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学校から遠い可能性がある
順番に説明します。
1：ホストファミリーはイギリス人とは限らない
イギリスは多民族国家です。ホストファミリーはイギリス人家族がいることはもちろんのこと、他の英語圏出身の家族や非英語圏の家族もいます。
ヨーロッパエリア出身、アフリカエリア出身、アジアエリア出身とさまざまです。
そのためホストファミリーはネイティブスピーカーではないこともあると認識しておきましょう。
2：家のルールがある
ホームステイにはホストファミリーが決めた、それぞれのルールがあります。
下記ルールの一例です。
- トイレやシャワーの回数、水の使用量
- 門限
- 洗濯機の使用回数（自分でできないことも）
- 食事の時間
- 暖房器具を使える時間
ルールに関しては完全に家庭で異なり、事前に確認してから入居することは難しいので、入居してからルールを確認します。
実際にトラブルになって途中で家を出る人もいます。
特にロンドンは多民族国家であるため、宗教もさまざまです。宗教ゆえのルールがある可能性も。しかし宗教を理由にホストファミリーを選べないことも認識しておきましょう。
3：学校から遠い可能性がある
地下鉄を使って通学する場合、駅から徒歩圏内ではなく遠いこともあります。
地下鉄とバスを乗り継いで行くこともあり、長距離歩かなければならないことも。通学時間が60分以上なこともあります。
希望が通るかはわかりませんが、留学エージェントや学校などホームステイを斡旋してくれるところに、自分の希望を伝えましょう。
ホームステイ先の探し方
ホームステイを探す方法は次の2つです。
- 自分で探す
- 留学エージェントにお願いする
ホームステイを見つけるサイトも紹介しているので、ホームステイをするか悩んでいる人も参考にしてください。
自分で探す
自分で探すときの方法は次の2つです。
- 語学学校に紹介してもらう
- ホームステイ専用のサイトを使う
語学学校にはホームステイ先を紹介してくれる学校があります。またパンプレットやホームページに掲載されていなくても紹介してもらえるケースがあるので、一度問い合わせてみましょう。
ホームステイ専用のサイトを使うホストファミリーと繋げてくれる、代表的な2つのサイトを紹介します。
金額を具体的にイメージできるので、ホームステイを考えている人はサイトを参考にしてください。
留学エージェントにお願いする
自分で一手間かけて探すことが面倒に感じる人は、留学エージェントに頼りましょう。語学学校やビザの一連を依頼できますが、ホームステイ先だけを依頼可能な留学エージェントもあります。
留学エージェントを通している場合、ホームステイ先でトラブルがあったときに相談できるので、とても心強いです。
悩んでいる場合は一度留学エージェントで無料相談を受けてみるとよいでしょう。
留学エージェントについては、こちらの記事を参考にしてください。
▶︎イギリス留学エージェントの選び方とは？大切な4つのポイント
▶︎イギリス語学留学はエージェント必要
悩んで決められない人へ...
ホームステイを選んだ場合、留学期間中の全てをホームステイにする必要はありません。
- 他の場所での生活が気になる
- ホストファミリーと相性が悪かった場合が不安
- 留学はじめは不安だから、頼れる人がいる方が安心
- ホームステイを少し体験したい
このように感じている人は、短期間のホームステイを検討してもよいでしょう。
例えば6ヶ月行く場合、はじめの1〜2ヶ月はホームステイ、その間に自分で家を見つけて引っ越すことも可能です。
「家を自分で探せるの？」と不安に感じるかもしれませんが、日本人向けのサイトもあるので下記サイトを参考にしてください。
▶︎MixB
Twitterで情報を集めることもおすすめです。
日本人の方が「引っ越すので部屋が空きます」とツイートしていることもあるので、タイミングと条件が合えば紹介してもらえることもあります。
まとめ：ホームステイ先の相性は運次第！
今回ロンドンでホームステイすることについて紹介しました。
イギリスではホームステイをビジネスの一つとして認識されています。もちろん学生が好きで受け入れてくれるファミリーもいますが、ホームステイ先によって歓迎される温度感に違いがあります。
家族の一員のように接してもらえるのか、必要最低限の関わりだけなのかは実際にホームステイをしなければわかりません。
結果として「ホームステイしてよかった！」という人と「ホームステイ最悪だった…」という意見にわかれるのです。
ホームステイ先で起きる予想外の展開など、前向きに捉えて過ごせる人はどんな状況でも楽しめるかもしれません。
ゆっくり考えて決断してくださいね！
