留学前の英語の勉強はなぜ必要？留学後に感じたやればよかったこと

このように悩まれている方が多くいますが、それはそれぞれの目標によって異なります。
しかし、できる限り英語力を高めておくと、留学生活がスムーズにスタートでき、楽しく過ごせます。

半年間の語学留学を経験した私は、「中学英語がなんとかわかる？」といったレベルで語学留学をスタートさせました。

本記事では、私の経験をもとに次の内容を紹介していきます。

　本記事の内容

• 留学前に勉強が必要な理由
• 語学学校で大変だったこと
• 留学前にした英語学習と、やればよかったこと

留学前に英語の勉強が必要な理由

留学前の英語の勉強はとても大切です。事前の勉強があるかないかで、現地での英語力の伸びや、生活の楽しさが変わります。留学前に英語の勉強が必要な理由は次の4つです。

順番に説明します。

1：留学の目標・目的を達成するため

語学留学する目標を決めていますか？

「日常会話がスムーズにできるようになりたい」

「海外に行って、観光地で問題ないくらいの英語力」

「現地で働けるくらいの英語力を身につけたい」

「ネイティブと対等に話せるくらいペラペラになりたい」

人それぞれ目標は異なりますが、留学生活がダラダラしないためにも、目標や目的は必ず必要です。

「語学留学する」そういうと多くの人は、「海外へ行けばペラペラになる」このように考えています。語学留学の限られた期間で英語がペラペラになる人は、そもそもの英語力が高い人のみ。

留学しても高い英語力を保持していなければ、ペラペラになりません。

自分の目標や目的を、留学生活の限られた期間で達成するためには、留学するまでに身につけておくべき英語力が重要です。

一つ断言できることは、勉強はやれるだけやったほうがよいということです。勉強に費やせる時間は、人それぞれ異なるので、自分ができる範囲で取り組むことをおすすめします。

2：留学生活の出だしから落ち込まない

留学生活がはじまると、何もかもが日本と異なり、うまくいかないこともたくさんあります。自分の意思を伝えることや、相手が何を話しているのかを大体理解できるようになっていると、留学生活をスムーズにスタートできるでしょう。

多くの壁にぶち当たって少しずつ成長していくと思いますが、自分の意思を伝えることと、相手が何を話しているのかを大体理解できると、落ち込む回数が少なくなると思います。

3：留学生活が楽しくなる

英語ができれば、コミュニケーションがスムーズにできるようになります。自分に自信がつき、積極的に行動できるので友達の輪が広がります。しかし、英語力に時間がなくて、人と関わるのを遠ざけてしまっては、留学生活が苦痛になってしまう可能性があります。

イギリスでは、バスを待っているときやエレベーターの中など、さまざまな場面でスモールトークがあります。私は相手の英語が聞き取れないことや、緊張して笑顔になるだけの場面が多くなってしまい、「もっと英語ができれば楽しくなるのに」と思うことが多くありました。

また、わからないときに誤魔化して愛想笑いする回数も減るかもしれません。

4：英語力が伸びる

日本で多くの内容をインプットしていれば、それらを駆使してアウトプットができます。しかし、何もインプットされていなければ、留学先で基礎ばかりのインプット中心になってしまいます。

インプットは日本でもできるけど、完全英語環境で常にアウトプットを実践できるのは留学先です。留学先で基礎を叩き込むよりも、英語を使うことに尽力する方が圧倒的に英語を話せるようになるはずです。

私が語学学校に入って大変だと感じたこと

留学した当時はコロナの影響でクラスが少なくなっており、本当はA2クラスのレベルでしたが、私が入ったクラスはB1でした。とにかく混乱の毎日でしたが（笑）本当に語学学校は楽しく過ごせました。

私が語学学校に入って大変だったと感じたことは、次の4つです。

一つひとつ説明します。

1：英語で英語を学ぶ大変さ

英語で英語を学ぶ環境に慣れていなかったため、授業では戸惑うことが多くありました。

例えば、「現在完了」これは英語にすると「present perfect」など、英語で何と呼ぶのかを覚えていなかったので、授業がはじまる前からつまずく感じです。

問題を解くときも、英語で表記された問題が何を意味しているのかも理解できないこともしばしば。

2：長文を読み慣れていなかった

授業では、長い文章を短時間で読んで、その内容についてディスカッションすることが多くありました。

しかし私は、長文を読む練習をしていなかったので、どこで区切って読み解くのか、そもそもわからない単語も多すぎて時間内に読みきれず毎回苦戦。

毎日の予習と復習が欠かせませんでした。

3：自分の意見を英語にできない

長文を読んだ後に限らず、さまざまな場面で“What do you think?” と聞かれました。

自分の意見を瞬時に英語で話すことはとても難しく、いつも短いセンテンスで終わってしまいました。

そもそも何の内容についてディスカッションしているのかを理解するのに手一杯で、自分の意見を考えるまでなかなか辿り着けませんでした。

4：上級クラスの人たちと話すときにレベルの違いを感じる

同じクラスのメンバーでは、知っている文法や単語が似ているので、会話するときにあまり困りませんでした。

しかし、レベルが上のクラスのメンバーと会話するときに、使う文法・単語・スピードなど何もかもが違って、会話のスピードに全くついていけませんでした。

留学前にした・やっておけばよかった英語学習

留学前に私がしていた勉強と、留学して「やっておけばよかった」と感じた英語学習について紹介します。

順番に説明します。

1：最短で英語力伸ばしたい人は英語コーチング

「勉強の仕方がわからない」「最短で英語力を伸ばしたい」このように考えている方には、英語コーチングがおすすめです。

私は留学する1年前に、３ヶ月間英語コーチングを受けました。自分に合ったテキストや勉強方法がわかるようになったので、自立して勉強できるようになったと思っています。

英語コーチングに興味がある方はこちらの記事を参考にしてください。

英語コーチングは効果なし？メリットとデメリット徹底解説

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2：アウトプットの場としてオンライン英会話

インプットばかりでは、話せるようになりません。オンライン英会話でとにかく英語を使うことに慣れましょう。私は、留学前は【Cambly（キャンブリー）】 を利用しており、いつもイギリス人の先生を予約していました。

私は正しい英文法でなくて良いので、とにかく間違えても良いから英語を口に出すことを意識していました。

いろんな先生に出会うと、毎回自己紹介したりするので、自己紹介ができるようになります。また、同じ先生で続けると、レッスンのたびに緊張することなく、リラックスして取り組めます。

留学前にオンライン英会話キャンブリーを使用していたことについて、こちらの記事でまとめています。
英会話初心者の私が、奮闘したストーリーです。オンライン英会話が気になる方は、ぜひご覧ください。

【英会話初心者】留学前にキャンブリーを選んだ理由

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3：高校の英文法までしっかり理解する

私の場合、中学校の英文法までが留学前にできた勉強の限界でした。中学英語だけでも自分の意見を伝えることはできます。しかし、高校の英文法まで網羅している方が、圧倒的に英語が理解でき、話せるようになります。

もし時間が捻出できたなら、もっと勉強するべきだったと思いました。

私が留学前に繰り返し使っていたのは、こちらの2つの本です。

4：高校の英単語までしっかり覚える

英文法と同様、中学校までの英単語では足りませんでした。円滑なコミュニケーションには、単語も必要です。

単語を知っていれば、聞き取れなくても、相手の言っていることを予測できます。

5：日本語のない英語の問題集をやる

英語で英語を学ぶ練習です。単語を調べるときも、英語→日本語ではなく、英語→英語で調べる方が勉強になります。

オンライン英会話でも、文法のレッスンなどを受けて、英語で英語を学ぶ環境に慣れることをおすすめします。

私は留学前に、このシリーズの問題集を使っていました。

6：英語の文章を読む

英語を流暢に操る友達の話を聞くと、英語の本や記事などを多く読んでいたそうです。はじめはわからないけど、少しずつどこで区切って読むのかなどが、わかるようになると言っていました。

語学学校で長文を読めなかった私は、授業についていくのが大変でした。私も少しずつ、自分が読みやすいレベルのものからチャレンジしています。

私が購入したのはこちらの2冊。

7：英語で日記をつける

これも友人からのおすすめです。英語で日記を書き続けると、英作文が爆伸びすると言っていました。

私も今英語日記をはじめて１ヶ月経ちました。まだ伸びているかどうかは、全くわかりませんが（笑）まずは継続してみます。

まとめ

留学を考えると不安になるかもしれませんが、ポンコツ英語の私は毎日が充実して、とても楽しく留学生活を終えられました。

勉強がわからないって確かに大変です。

留学生活を楽しく乗り越えられるのは、人それぞれの性格にも関係しています。
英語力のレベルに関係なく、できなかったことよりも、できたことに目を向けて、前向きに楽しんだ人が勝ち！

少しでも留学生活をスムーズにスタートさせたいと考えている方は、日本にいる間にしっかり英語の勉強をしていきましょう。