エディンバラでストールが欲しいけど、どんなブランドがあるの?
そもそもなんでストールが有名なの?
こんな疑問を解決できる記事になっています!
学生の頃からいつかは現地に行ってみたいと思っており、17年越しにその希望を叶え、エディンバラで念願のストールを購入しました。
そんな経験をもとに、スコットランド発のストールブランドについて紹介します!
エディンバラで購入したストールは、品質の良さはもちろんのこと、現地でリアルなものに触れられたことや、選んだときの思い出、憧れなどとても特別なものになりました。
この記事を参考にしていただき、ぜひお気に入りのストールを見つけてくださいね!
スコットランドのストールとその歴史と魅力
エディンバラは、スコットランドを代表するストールの名産地として知られています。
その魅力は、古くから受け継がれる伝統技術と高品質な素材にあります。
特に、タータンチェック柄やカシミヤ製品は、スコットランドの文化と歴史を反映しています。
スコットランドがストールの名産地として知られる理由
スコットランドがストールの名産地として知られる理由は、寒冷な気候と高品質な素材、そして伝統的な織物技術にあります。
スコットランドでは、保温性が高く柔らかな羊毛やカシミヤが古くから使用されており、特に19世紀にジョセフ・ドーソンがカシミヤの加工技術を改良したことが、世界的なカシミヤ製品の名産地としての地位を確立しました。
エディンバラはカシミヤ製品の販売拠点として多くの観光客に愛されており、スコットランド全土の名品を集めたショップが立ち並ぶ街として知られています。
タータンチェックの発祥地
タータンチェックは、スコットランドの伝統的な柄として知られ、氏族(クラン)ごとに異なる模様が使われてきました。
中世のスコットランドでは、タータンチェックの柄が氏族の識別に用いられ、衣服としてだけでなく、儀式や戦闘時にも重要な役割を果たしていました。
こうして、エディンバラはタータンチェックの発祥地としても位置づけられています。
氏族(クラン)とは?
クランは親族や家族を中心に構成され、その中には家族以外の友人や支援者も含まれます。クランはそれぞれ独自のタータン(チェック柄)を持ち、これを家紋のようにシンボルとして使用していました。
スコットランドのストールおすすめブランド4選
実際に手にとって見たことや、ブランドの背景などの憧れも含め、私が思う素敵なおすすめブランドを4つ紹介します。
- ジョンストンズ オブ エルガン(Johnstons of Elgin)
- ロキャロン オブ スコットランド(Lochcarron of Scotland)
- エディンバラ カシミア(Edinburgh Cashmere)
- キルテーン(KILTANE)
一つずつ説明します。
1:ジョンストンズ オブ エルガン(Johnstons of Elgin)
ジョンストンズ オブ エルガンは、1797年にスコットランドで創業したカシミヤ製品を中心とした老舗ブランドです。
ジョンストンズ オブ エルガンは、英国王室御用達の称号「ロイヤルワラント」を授与されたブランドとして、その信頼性と品質の高さが保証されています。
王室メンバーをはじめとする多くの著名人に愛用され、エリザベス女王二世も公式行事などでジョンストンズの製品を着用していました。
素材は100%純粋なカシミヤやラムウールを使用し、その柔らかな手触りと優れた保温性は他のブランドにはない高級感を持っています。伝統的な製法と現代の技術を組み合わせ、長く愛用できるアイテムを提供しています。
▶︎エディンバラにある直営店舗:11 Multrees Walk, Edinburgh EH1 3DQ
2:ロキャロン オブ スコットランド(Lochcarron of Scotland)
ロキャロンは1947年に創業され、スコットランドの伝統柄であるタータンチェックを守り続けてきたブランドです。
氏族の歴史や伝統を反映した柄は、クランタータンとも呼ばれ、スコットランドの民族衣装であるキルトやストールに用いられています。
ロキャロンは500種類以上のタータンパターンを取り扱い、各氏族の伝統を現代に伝える存在として、スコットランドの文化とファッションを結びつけています。これにより、タータンチェックを愛するファンから長年支持され続けています。
3:エディンバラ カシミア(Edinburgh Cashmere)
エディンバラ カシミアは2008年に設立されました。
創業者のDC Singhは、スコットランドの伝統的なカシミア産業に現代的な要素を取り入れ、品質とデザインにこだわった製品を生み出しています。高品質なカシミアとラムウールのスカーフ、ストール、ケープなどを生産しています
カラー展開も豊富で、コロンとしたロゴのタグが印象的です。
▶︎エディンバラにある直営店舗:21 Young St, Edinburgh EH2 4HU
4:キルテーン(KILTANE)
キルテーンは1989年にエディンバラのロイヤルマイルで創業したスコットランドのブランドです。
主にカシミアとラムウールを用いた高品質の製品を展開し、特に伝統的なスコットランドのタータンデザインと優れた技術力で知られています。
Kiltaneの製品は、タイムレスなエレガンスと快適さを兼ね備え、鮮やかなカラーとパターンが特徴的です。
▶︎エディンバラの直営店舗:330 Lawnmarket, Edinburgh EH1 2PH / 334-336 Lawnmarket, Edinburgh EH1 2PH
こちらの記事で、キルテーンでストールを購入したことについてまとめています!
ぜひご覧くださいね。
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エディンバラのKILTANEでマフラーを購入しました
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ストールの価格帯と購入時のポイント
ストールブはブランドごとに価格帯が異なり、素材やサイズ、デザインによっても差があります。
一万円以内で購入可能なストールや、高額なストールもあります。
スコットランドでストールを買いたいと事前に決めていた場合、価格帯を各ブランドのWebサイトで確認するとよいでしょう。
下調べなしで現地で購入する場合は、多くのお店をチェックしてからの購入をおすすめします。
カシミヤストールとウールストールのメリット・デメリット
ストールの素材は主にカシミヤとウールです。それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
自分にあった素材を選択してくださいね。
カシミヤストール
カシミヤは、カシミヤヤギの毛から作られる高級天然繊維です。そのため羊毛のウールに比べて高額です。
メリット- 柔らかさと肌触りの良さ
- 軽さと保温性の高さ
- 通気性と吸湿性
- 高級感とエレガントな見た目
- 価格が高い
- デリケートで取り扱いが難しい
- 洗濯やお手入れが大変
- 虫食いのリスク
ウールストール
ウールとは、主に羊の毛を原料とする天然繊維です。羊毛を刈り取って加工し、衣料品や織物として使用されます。
また、ウールは種類によって質感が異なります。
羊以外にも、アルパカ、アンゴラウサギ、前の項目で紹介したカシミヤヤギなどの動物から採取される毛もウールとして扱われることがあります。
メリット- 保温性が高い
- 耐久性に優れている
- 吸湿性と放湿性が良い
- 通気性が良い
- チクチクすることがある
- 重さがある
- お手入れが難しい
- 虫食いのリスク
代表的な羊毛ウール | 特徴 |
メリノウール | メリノ種の羊から取れるウール。 非常に柔らかく、肌触りが良いのが特徴。 |
ラムウール | 生後6〜8ヶ月の仔羊の初めての毛刈りで得られるウール。 繊維が非常に柔らかく、肌触りが良いのが特徴。 |
タータンチェックのロイヤルスチュワートとは?
ロイヤルスチュワートは、赤地をベースにした鮮やかなカラーリングで、緑、青、黄、黒、白のラインが複雑に交差しているのが特徴です。
「このチェック柄見たことある!」そう思った人も多いのではないでしょうか?
実はこのタータンチェックは、スコットランドの歴史的背景とイギリス王室の権威を象徴する柄です。
イギリス王室専用のタータンとして、基本的には王室メンバーや王室に関わりのある人々が着用するのが正式とされています。
しかし、現代では一般の人々も広く使用することができ、ファッションアイテムやインテリアとしても人気があります。
スコットランドのストールをお土産に選ぶべき理由
安価なものではないので、大切な人へのお土産やギフトとして選ぶのにおすすめなのが、スコットランドのストールです。
もちろん自分へのギフトとしてもおすすめです。
チェック柄のストールは、スコットランドの伝統を象徴するアイテムとして、歴史や文化を感じさせる一品。
また、カシミヤやラムウールを使用したストールは、実用性とデザイン性を兼ね備えており、温かさと柔らかさが魅力です。
長く愛用できるアイテムなので、大切な人へのギフトとしてぜひ選んでみてくださいね。
まとめ
スコットランド・エディンバラはとても素敵な街です。
その街並みに馴染むストールのお店とディスプレイ。
ストールをつけて街を颯爽と歩く人々。
エディンバラを歩いていると、ストールを買わずにはいられない気持ちになります(笑)
多くのブランドやお店をチェックして、自分へのギフト・大切な人へのギフトとしてお気に入りの一枚を見つけてくださいね。